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15- D- 0301 201 5 年 7 月 1 6 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社東和銀行
(証券コード:8558)【据置】
長期発行体格付 BBB+ 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由
(1) 前橋市に本店を置き、群馬県および埼玉県を主要営業地盤とする、資金量約1.8 兆円の第二地方銀行。09 年 12月に公的資金による 350億円の資本増強を実施した。その後取り組んできた経営強化計画はほぼ順 調に進捗しており、15/ 3 期までを計画期間とする「プランフェニックスⅢ」の目標数値については概ね 達成された模様。今後、内部留保の蓄積により資本水準の改善を図っていけるかが格付のポイントである。 (2) 貸出金利回りの低下ペースが緩やかであることや、有価証券利回りの低下も小幅に留まっていることから、
資金利益は堅調に推移している。システム投資などによる経費増の影響を受けているものの、コア業務純 益は安定した水準を維持している。今後もシステム経費の増加などが見込まれるが、比較的小さい規模の 中小企業向けの貸出を強化することなどで、コア業務純益の減少は小幅に留まる可能性が高いとみられる。 (3) 貸出金残高は中小企業向けを中心に緩やかな増加基調が続いている。また、低利回りの大企業向けを縮小
する一方、収益性の高い中小企業向けの貸出強化を進めていることから貸出金利回りの低下幅は小さい。 競争激化で金利低下が続く住宅ローンには慎重なスタンスをとる一方、リレーションシップバンキングを 推進し、金利競争に左右されない形で中小企業向けの貸出を伸ばしていくことで、今後も比較的高い利回 りを維持できるかどうか注目される。
(4) 有価証券運用は地銀平均に比べ高い利回りを維持している。15/ 3 期も一部保有債券のアキュム益が発生 したこともあり 1. 58%と比較的高い利回りを確保できた。一方、これまでは国内債で一定の金利リスク をとる運用方針であったが、現状はリスク・リターンを十分検討した慎重な運用方針にしていることから、 金利リスクの今後の伸びは抑制されるとみられる。
(5) 開示債権比率は低下傾向にあるが、依然として地銀平均に比べてやや高い水準にある。その他要注意債権 の残高が増加傾向にあり、また、未保全額が大きなその他要注意先が散見されるが、上位先については総 じて業況が改善基調にあり大きな懸念はないと J C R ではみている。このため、今後の与信費用は低水準 にとどまるものとみられる。
(6) 15/ 3 期は貸倒引当金戻入益 20 億円の計上や子会社清算に伴う繰延税金資産の計上などもあり、当期利益 は微減益にとどまった。16/ 3 期はこうした要因がなくなることや機械化コストが発生することから当期 利益は 65億円(前期比 47.8%減)と大幅減益となる予想であるが、高い水準は維持する見通しである。 15 年 3 月末の連結コア資本比率は 10. 87%であったが、公的資金を除いたベースでも着実に改善してきて おり、今後も内部留保の積上げによる資本水準の向上が期待される。
(担当)大山 肇・加藤 厚 ■ 格付対象
発行体:株式会社東和銀行 【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 7 月 13 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:大山 肇
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月 8 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社東和銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先